実例「どんな遺言を書いてもらったら良いですか?」

株式会社 鎌倉鑑定

0467-22-7772

〒247-0056  神奈川県鎌倉市大船2-19-35

営業時間/10:00~19:00 定休日/火曜・水曜

不動産の室内

実例「どんな遺言を書いてもらったら良いですか?」

相続対策と不動産投資のコラム

2019/06/13 実例「どんな遺言を書いてもらったら良いですか?」

欲の無いご相談者

「時価8,000万円の実家は父が、2,000万円の現金は母が
持っています。兄は父母と同居しているので、実家の土
地建物を欲しい、と言っています。自分は現金を貰えれ
ばそれで良いと思っています。父は入院しており、長く
ありません、、、父の意識がはっきりしているうちに、
やっておくべきことはありますか?」

 

お兄様がご両親の面倒を見ているとはいえ1億円の資産
のうち、2,000万円で良い、とは欲の無い方です。
お隣の奥様もそれで異存ない様子。

 

遺産分割協議のリスク

このまま何もせずにお父様の相続を迎えた場合、実家
の土地建物について、お母様、長男、次男の3名で遺
産分割協議を行うことになります。

 

その場合、分割方法について指針が無いまま協議を行
わなければなりません。
指針が無いならまだ良い方です。
お父様から各相続人がそれぞれ自分に有利な別の内容
の分割方法を聞いていたりすると、大変です。
各々が「自分が正しい」と主張することになり、一族
離散です。

二次相続時の問題点

なので、お父様に遺言を書いておいてもらうことは必
要です。

では、どのような内容の遺言が良いのでしょうか?

ご長男の望む通り、お父様には
「実家土地建物は長男に相続させる」
とし、お母様には
「現金は次男に相続させる」
とご両親に遺言を書いてもらうのも一つ。

各相続時に誰も遺留分を主張しなければ、これでもよ
さそうです。

ただ、お母様に相続が発生した時に現金が残っている
とも限りません。

また、一次相続時と異なり、二次相続時には、兄弟の
間をとりもつ母親はいません。
そして、一次相続と二次相続とは別個のもの。
二次相続の時に、ご長男が相続分を主張しないとも限
りません。

ご相談者にとっては危険です。

家族信託は万能?

「最近よく聞く、家族信託なんかはどうでしょう?」
とご相談者。

もちろん、信託契約書を作ることで対応することもで
きますが、自宅を売却するようなことなどは無さそう。
今回の場合、信託を使っても、遺留分対策にはなりま
せん。
100万円くらいの費用をかけてまで信託するべき事案
ではありません。

結局はシンプルな遺言で

自宅の土地建物は、お母様に相続させる旨の遺言を書
いていただくことになりました。
そうすることにより、お母様に相続が発生した時に、
自宅は長男、現金は次男、と振り分けられることに
なります。
もしも、お母様の現金がなくなってしまっていたよう
な場合は、次男から長男に遺留分の請求を行うことに
なります。

 

母親に対して遺留分減殺請求をすることはあまり考え
られませんが、形式的には一次相続時に長男・次男の
遺留分を侵害することにはなるので、お父様には遺言
の趣旨をしっかり説明しておいていただく必要があり
ます。

 

株式会社 鎌倉鑑定
電話番号:0467-22-7772
住所 〒248-0007 神奈川県鎌倉市大船2-19-35
営業時間 10:00~19:00 定休日 火曜・水曜

TOP