被後見人になると遺言も書けなくなっちゃうの?

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被後見人になると遺言も書けなくなっちゃうの?

コラム

2019/03/07 被後見人になると遺言も書けなくなっちゃうの?

認知症の父の遺言

「父が遺言を書きたい、と言っているんです。
ただ、父は被後見人になってしまっているの
で、そんなことできませんよね?私が後見人
なので、代わりに書いてあげればよいのでし
ょうか?」

被後見人だからといって、当然に遺言が書け
なくなる訳ではありません。
確かに、遺言だって、法律行為。当然、被後
見人になったら書けなくなりそうなものです。
でも、民法上、遺言の能力は一般の行為能力
よりも要求水準が低く定められています。
民法961条では「15歳に達した者は、遺
言をすることができる」と定める一方、民法
962条では、成年被後見人などに対する行
為能力の制限に関する規定は、遺言には適用
しない旨、定めているのです。
これは、
①人の最終意思である遺言はなるべく尊重す
べきこと
②遺言によって第三者に害を及ぼすことが無

ことが理由と考えられています。

遺言を書くための能力

だからといって、被後見人が誰でも有効な遺
言を書くことができる訳ではありません。
「遺言をする時点で、遺言内容を理解するこ
とができる程度の意思能力」が無ければなら
ないのです。
要求される意思能力というのは、その遺言内
容によって変わってきます。
遺言内容が「全て長男に相続させる」などと
いった簡単なものであれば、それほど高度な
能力は必要ありません。でも、遺言内容が複
雑なものであれば、それに見合った高度な能
力が要求されることになるのです。
今回の場合、お父様が被後見人であること自
体で遺言を書けなくなる訳ではありません。
お父様が遺言の内容をよく理解した上で遺言
できるようであれば、有効な遺言を書くこと
ができます。

 

被後見人が遺言を書くためには

しかし、遺言を書く時点で遺言能力があるか
を素人が判断することは困難ですし、後でそ
の時に遺言能力があったことを証明できない
と、争いの素になります。
なので、成年被後見人が遺言能力を一時的に
回復したときに遺言をする場合、医師二人以
上の立会がなければならないとされています。

一方、後見人の息子さんに遺言についての代
理権は無いので、お父様に代わって遺言書を
作成することはできません。

 

 

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