境界立会って、拒否した方が良い?

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不動産の室内

境界立会って、拒否した方が良い?

相続対策と不動産投資のコラム

2019/01/25 境界立会って、拒否した方が良い?

ビルの売買契約完了。

 

さて、これからが問題です。

 

契約書には「決済までに隣地所有者との境界確
認書を取り交わすこと」との条件が入っていま
す。

 

隣地所有者がどんな人なのか、その方のご都合
などによって、決済までに境界確認書を取り交
わせるかどうかは変わってきます。

 

境界確認書というのは、現地の境界標を測量し
て、その場所が境界点であることを隣接所有者
同士で確認しあう書類のことです。

 

土地家屋調査士がその業務を行います。

 

今回は、丸投げにしたくなかったこともあり、
親しくさせてもらっている土地家屋調査士さん
に業務をお願いしました。

 

まずは、測量です。

 

測量作業のお手伝いもさせてもらい、2時間ほ
どで完了。

 

その測量データを専用CADソフトに読み込ませ
て図面化します。

 

翌日、調査士さんから「図面化したところ、境
界標が法務局の地積測量図の通りに入っている
ことを確認しました」と電話。

 

それならば、改めて境界確認書を取らなくても
分筆などはできます。

「別に、境界確認書を取らなくても良いのでは」

とも。

 

ただ、買主さんは以前境界問題にまきこまれた
ことがあるらしく、境界確認書取得の条件は外
れません。

 

お隣さんは3名。

 

実際にお隣に住んでいる方は1名だけです。

 

売主さんは、その方と仲良くしているとのこと
なので、問題無さそう。

 

もしも、以前お隣さんからの境界確認の依頼を断
っていたりすると、境界確認をこちらからお願い
しても断られたりします。

 

境界確認の話があったら、もう、無条件に立ち会
うべきなのです。

 

境界確認を断ると、自分が境界確認してもらいた
いときに、してもらえなくなる可能性が大きくな
ります。

 

こういうことは案外根深いものなので、お隣さん
の家庭で「お隣さんは立ち会ってくれなかった」
ということが代々引き継がれてしまっていたりす
るのです。

 

逆に、境界確認をしておくと、タダでその方との
境界確認書を手に入れることができます。

 

たまに、「相手の土地家屋調査士の指定した境界
点なんて、相手の有利なところに境界点を設置さ
れているかも知れないから信用できない」、なん
て仰る方もいらっしゃいますが、それも間違いで
す。

 

土地家屋調査士としては、様々な資料の分析と測
量の結果を元に、境界確認書を作成します。

 

たとえ依頼人からの要請であっても、恣意的に境
界点を移動させるようなことはできないのです。

 

一つの案件のために、自分の飯のタネである資格
を危険にさらすようなことはあり得ません。

 

なので、境界確認を拒否することで悪いことはあ

っても、良いことは何もありません。

 

例え、以前境界立会を断られていたとしても、依

頼されたら応じた方がトクなのです。

 

境界確認を断るなんて、もったいない。

 

話を戻します、、

 

問題は残り2名。

 

両方ともその場に住んでおらず、また外国籍のお
名前です。

 

一方の方はご近所、もう一方は都内が住所。

「ご近所の方を訪問してきました。登記簿記載の
住所には誰も住んでいませんでした」
と調査士さんから連絡。

 

とりあえず、住所宛に手紙を送ってもらいます。

 

引っ越していても、郵便局で転送してもらえるかも
知れません。

 

一週間たっても、何の反応もありません。

 

改めて登記簿を見ていると、その土地購入時に融資
している銀行と支店名が目に入りました。

 

その銀行の支店の支店長には以前お世話になったこ
とがあります。

 

「もしかして、転居先とかご存知だったりしないか
な、、」

 

とダメ元で元支店長に電話。

 

「ああ、よく知ってるよ。すごい仲良し。先週も会った
し。今、海外に行っちゃって3ヶ月くらい帰ってこない
から、国内の息子さんに立ち会ってもらうよ。」

 

半端ない頼り甲斐。

 

もちろん、快く立会していただけました。

 

さて、残りはもう1名。

 

手紙を送ったり、訪問したりと、いろいろしてもらった
のですが、なかなか連絡がつきません。

 

決済延期も想定し、延期の覚書も作成しときます。

 

そんななか、調査士さんから
「お隣さんから連絡をいただきました!」

そこからはトントン拍子。

 

快く立会していただけました。

 

これで、決済できます。

 

すっきりした。

 

 

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